【富裕層】一生単位で消費や貯蓄を考える

家計簿をつけて1カ月の収支を把握したり、旅行費用や税金など年単位でかかるお金を意識してマネープランを立てたりする方は多いと思います。

一方で富裕層はお金について考えるとき、さらに長い目で見て一生単位で考える方が多い印象です。

富裕層の中には倹約される方としない方がいますが、倹約する方の中には、同じモノを買うなら安い方を買うなどの節約をする方もいます。節約というと「ガマンが必要、貧乏くさい」などネガティブなイメージもありますが、富裕層のそれはネガティブなものではありません。

より安いものを買う、クーポンなどを利用する、買い物のリストを作る…これらの行動を習慣化すれば、継続的に生活費のコストダウンが見込めます。

たとえば月5000円生活費を落とせば、年6万円、10年で60万円、30年で180万円になります。月5000円で10年で60万円ですから、生活費を落とす金額を増やすほど、一生で考えれば「購買行動」を変えるだけで他の貯蓄や投資に使えるお金が十分に生まれるでしょう。このような意識をもつことで、節約に対するモチベーションも変わります。

ただ、富裕層はお金だけでなく、時間やそれにかかるエネルギーも重要視します。安さを求め、何件もスーパーを渡り歩くということはしません。買い物の時間を短くすることで生まれる時間やエネルギーを他のことに使う、といった視点ももっています。

「節約したお金と時間、エネルギーを他のものや投資に使う」といった前向き、かつ建設的な視点をもっているからこそ、富裕層の節約は続きやすいのでしょう。

上記は節約についてですが、貯蓄や投資に関しても短期をみるのではなく、一生単位で損得を考える富裕層が多いでしょう。