2. 日経平均株価は軟調だが、直近の押し安値付近で下げ渋り

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

先週は25日移動平均線や75日移動平均線を奪回できるかどうかがポイントでした。

実際には、小幅な値動きで上値の重い展開となりました。

4月27日には一時、ローソク足の実体が直近の押し安値である4月12日の安値(2万6304円)を割り込みました。

ただし引けにかけては回復し、長い下ヒゲとなりました。これを受けて、翌日は大きな陽線となりました。

ただし、75日線、25日線までは届きませんでした。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。

一つほっとしたのは、直近の押し安値である4月12日の安値付近まで下落したものの、そこから切り返したことです。

投資家の間に、そのあたりまで下がると押しを入れる動きがあることがわかります。

今週はまず、心理的節目となる2万7000円、そのすぐ上にある75日線、25日線を回復できるかどうかがポイントになります。

その後、直近の戻り高値である4月21日の高値(2万7580円)を超えることができれば、チャートの形はさらによくなります。

期待としてはその前の3月25日の高値(2万8338円)を超えたいところです。

そうなると、昨年の9月14日の高値(3万795円)を始点とする中期的な下降トレンドのチャネルの上限を超えることになり、目線を上に持つことができます。

3万円台も視野に入ってきます。

逆に、直近の押し安値である4月27日の安値(2万6051円)を割り込むようであれば注意が必要です。

空間が広がっており、2万5000円近くまで下がる可能性もあります。

下原 一晃