6. 国家公務員の2つのボーナスを解説
国家公務員の賞与は2種類あります。
生計費が一時的に増大する時期に、生計費を保寿するための生活補給金としての手当となる「期末手当」と、勤務成績に応じて支給される能力給となる「勤勉手当」です。
計算式は複雑なためざっくりいうと、期末手当は働いた期間(日数)に比例し、勤勉手当は成績に比例して支払われるものとなっています。
この2つの合計が民間企業でいうボーナスとなっています。
前項で行政職俸給表(一)の場合の平均給与月額は約41万円でしたので、さらにこのボーナスが加わるので、民間企業よりは多いことが分かります。
7. 老後は公務員・会社員のどちらにもやってくる
民間企業は景気に左右されやすく、長引くコロナ渦の影響で減給やボーナスカットとなる企業も増えています。お金に対する不安は公務員・会社員問わずつきまとうもの。
誰にも共通することですが、老後まで時間があるうちに資産形成を進めておくことが重要であるといえそうです。
参考資料
齊藤 慧