3. 民間企業の平均給与を勤続年数別でみる

では、勤続年数別に平均給与をみていきます。

出所:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」

1人当たりの平均給与を勤続年数別にみると、男性では35年未満までは勤続年数が長くなるにしたがい高くなります。勤続年数30~34年の階層(743 万円)が最も高くなりました。

女性は30年未満までは勤続年数が長くなるにしたがい高くなり、勤続年数25~29年の階層(432万円)が最も高くなっています。

なお、勤続年数による金額の差は、男性に比べ女性は比較的小さくなりました。

4. 民間企業の平均給与を企業の規模別にみる

ここからは、企業の規模でどのように変化するのかをみていきましょう。

4.1 大企業(従業員5000人以上の事業所)

  • 平均給与:406万2000円
  • 平均賞与:102万4000円

給与と賞与合計が平均で508万6000円です。

4.2 資本金10億円以上の株式会社

  • 平均給与:474万8000円
  • 平均賞与:132万8000円

給与と賞与合計が平均で607万6000円となりました。