年収500~600万円台「専業主婦世帯」の平均貯蓄はいくら?
少し前の調査にはなりますが、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の児童のいる世帯の雇用者所得は651.8万円。
子育て世帯の平均世帯年収は「600万円台」と言えるでしょう。
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」をもとに、年収500~750万円未満を参考にして専業主婦世帯と共働き世帯の貯蓄を見ていきます。
まずは専業主婦世帯から確認しましょう。
年収500~750万円未満「専業主婦世帯」の金融資産保有額
平均1303万円・中央値600万円
- 金融資産非保有:17.9%
- 100万円未満:5.4%
- 100~200万円未満:6.5%
- 200~300万円未満:3.9%
- 300~400万円未満:4.7%
- 400~500万円未満:3.1%
- 500~700万円未満:10.4%
- 700~1000万円未満:6.5%
- 1000~1500万円未満:8.8%
- 1500~2000万円未満:7.3%
- 2000~3000万円未満:11.1%
- 3000万円以上:12.4%
- 無回答:2.1%
年収500~600万円台の専業主婦世帯の貯蓄をみると、平均は1303万円と1000万円を超えました。
分布を見ると、貯蓄がある世帯で最も多い順に「3000万円以上(12.4%)」「2000~3000万円未満(11.1%)」「500~700万円未満(10.4%)」と、3000万円以上保有する世帯が最も多くなっています。
貯蓄1000万円以上は約4割を占めており、想像以上に貯蓄が多いと感じられたのではないでしょうか。
一方で、貯蓄ゼロ世帯は17.9%。約3割は貯蓄200万円未満です。
より実態に近い中央値をみると600万円。貯蓄が二極化しているものの、まとまった貯蓄を保有する世帯が多いと分かりました。