40代「年収500~750万円未満」貯蓄の中央値は480万円
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」をもとに見ていきます。
同調査は2021年9月3日(金)~15日(水)まで、全国5000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満でかつ世帯員が2名以上の世帯)に行われています。
こちらより40代「年収500~750万円未満」の金融資産保有額を確認しましょう。
40代「年収500~750万円未満」の金融資産保有額
平均961万円・中央値480万円
- 金融資産非保有:20.8%
- 100万円未満:5.7%
- 100~200万円未満:8.7%
- 200~300万円未満:5.7%
- 300~400万円未満:4.1%
- 400~500万円未満:4.4%
- 500~700万円未満:10.9%
- 700~1000万円未満:10.1%
- 1000~1500万円未満:9.0%
- 1500~2000万円未満:6.6%
- 2000~3000万円未満:7.4%
- 3000万円以上:4.6%
- 無回答:1.9%
40代の年収500万円台、600万円台、700万円台前半の家庭の貯蓄の平均は961万円でした。1000万円に近い水準ですね。
ただ平均は一部の中央値に引っ張られます。より実態に近い中央値をみると480万円でした。
内訳をみると、貯蓄のある世帯では最も多い順に「500~700万円未満(10.9%)」「700~1000万円未満(10.1%)」「1000~1500万円未満(9.0%)」「100~200万円未満(8.7%)」。
500~1000万円未満が約2割、1000~1500万円が約1割とまとまった貯蓄を保有しています。
一方で100~200万円未満も1割弱と多く、金融資産ゼロ世帯は約2割。およそ3世帯に1世帯は貯蓄200万円未満です。
貯蓄状況はそれまでの世帯年収の推移やお住まいの地域、子どもの人数などによっても異なります。
現段階では、同程度の世帯年収であっても、貯蓄にバラつきが出ることがわかりました。