40~50代は住宅ローンを抱えながら、教育費を払い、老後資金にも備えていく方が多い年代です。

年代的には収入が上がる傾向にあるものの、子どもの年齢も上がり何かと出費が多いご家庭が多いもの。家計のやりくりや貯蓄方法に最も複雑になる年代といえるでしょう。

少し前の調査にはなりますが、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の児童のいる世帯の雇用者所得(世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額で税金や社会保険料を含む)は651.8万円ですから、子育て世帯の平均世帯年収は「600万円台」と言えます。

老後資金も自分で備える必要がある今、40~50代でみんなどれくらい貯蓄を保有しているのか気になる方もいるのではないでしょうか。

今回は40~50代の「年収500~750万円未満世帯」の貯蓄について、平均や中央値、その内訳を確認していきます。