理系科目を早々に諦めるのは避けたい

「技術」はほぼ例外なく理系分野から生まれるため、新しい技術に詳しい人材は自ずと理系学部出身者に固まります。ニーズがあり就職活動にも苦戦せずに済むというのは子どもを持つ親にとっても魅力的にうつります。

もちろん、子どもが関心を寄せる学部学科に進学することを妨げるのはいけません。しかし、将来の選択肢や雇用を考えると理系科目を嫌いにさせないように気をつけることは必要です。

理系科目は小学生の頃は算数と理科、中学生になると数学と理科になります。高校ではさらに数学ⅠA、数学ⅡB、そして今年度から数学ⅢCが復活。

理科では物理、生物、化学そして地学の4科目に分かれます。

小学生の時点で算数に苦手意識を持つと中学でも変わらず苦手意識を引きずり、高校で早々に数学を諦めてしまう子は少なくありません。

数学を始めとする理系科目は単なる理系文系だけではなく国公私立といった大学受験の進路選びに直接関わってきます。

こうした事実を理解し、「算数が苦手なら無理にやらなくていいよ」より「よく分からなくなった単元まで戻って復習しよう」といった声がけを意識していきましょう。