東大生の85%は奨学金を利用していない
奨学金の受給の有無について聞いたところ、85.1%が「受けていない」と回答。
受けていない理由については、最も回答が多かったのは「受ける必要がない」で63.9%、次いで「出願資格がない」が21.5%、「貸与型なので申請しなかった」7.0%と続いています。
前出の「令和2年度学生生活調査結果」では、国立大学に通う生徒の42.3%が奨学金を受給しており、国公立、私学を合わせた全体の奨学金受給率は49.6%となっています。
国立大学の授業料は文部科学省が標準額を定めているため、年間の授業料は53万5800円。4年間で214万3200円ですから、入学金28万2000円と合わせても、学費の総額は244万5200円です。
国立大学の学費は安く、どの学部であっても金額は同じですから私立大学より奨学金の受給率が低くなり、世帯年収が高い東大生の家庭では、より受給率が低くなることは当然だといえそうです。