3. 60代の雇用 正社員やパートの割合はどれぐらいか

では、60代の雇用形態についても見ていきましょう。

出所:独立行政法人労働政策研究・研修機構「60代の雇用・生活調査」

雇用形態をみると男性の60代前半では正社員がもっとも多く、37.1%を占めます。60代後半では正社員が18.8%に減少し、パート・アルバイト(34.1%)や契約社員(22.5%)として働く人が増えています。

女性ではいずれの年齢階級でもパート・アルバイトがもっとも多く、60代前半では61.5%、60代後半では69.8%を占めています。

2014年調査と比較すると、男性の60~64歳層の正社員が31.7%から37.1%、65~69歳層の契約社員が12.1%から22.5%で、割合が高くなっていることがわかります。定年後の雇用が徐々に進んでいるといえそうです。