2022年度、公的年金は0.4%引き下げとなりました。もし国民年金の保険料を40年間きっちり納めていても、受け取れる国民年金はマックス6万4816円なのです。
年金生活になれば、生活が苦しくなると感じる方も多いのではないでしょうか。公務員や会社員であれば厚生年金で上乗せできます。あるいは企業年金等で独自に備えることもできますね。
では国民年金しか受給できない自営業者やフリーランスの方の場合、年金を上乗せする術はあるのでしょか。見ていきましょう。
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1. 国民年金の受給額を上乗せさせたいのは主に自営業者
日本の年金制度は2階建て構造になっています。
1階が国民年金(基礎年金)、2階が厚生年金(被用者保険)です。
国民年金には日本に住む20~60歳未満のすべての人が加入し、ここからさらに3つに分けられます。
- 第1号被保険者:自営業、20歳以上の学生、無職など
- 第2号被保険者:会社員・公務員など
- 第3号被保険者:第2号被保険者に扶養される配偶者
このうち第2号被保険者は、2階部分である厚生年金にも加入します。将来は国民年金と厚生年金が受給できるため、年金額は手厚くなるでしょう。
しかし第1号被保険者や第3号被保険者は国民年金のみの受給になります。とくに自営業者の場合は世帯でみた年金収入も少なくなる傾向にあるため、年金の上乗せが必要となるでしょう。