選択肢が増えたからこそ親の悩みも増える

少子化の時代で教育産業を取り巻く環境は厳しいものがありますが、「塾」でも多種多様なスタイルの塾が存在しています。

昔からある集団形式、2000年代初頭から急増した個別形式の二つが現在の主流です。

この他にも、生徒数が10人程度までの少人数制クラスや担当の先生が見回りをしながら生徒が自学自習する自立型学習塾があります。

塾を検討する際、多種多様な中から子どもに合うスタイルを選ぶことになりますが、各塾で以下のようなメリットがあります。

  • 集団形式は周りの子と切磋琢磨して勉学に励める
  • 個別形式は自分のペースで先生に質問しながらしっかり理解を深められる
  • 少人数制はアットホームな雰囲気で勉強に打ち込める
  • 自立型学習塾は学習習慣の定着を目指しつつ勉強時間を増やせる

各タイプの塾のデメリットは以下の通りです。

  • 集団形式は一斉授業で理解が甘くてもどんどん進んでいく
  • 個別形式は相性の良い先生が見つかるまで先生を何度も交代しがち
  • 少人数制は苦手な子と同じクラスだと苦痛になる
  • 自立型学習は本人のやる気の有無で左右される

月謝の面をクローズアップすると、個別形式や少人数制のクラスは先生との距離も近く手厚い指導が特徴ということもあり、一般的に高めです。

一方、集団形式のなかでも中学受験コースや進学高校受験クラスは使う教材も異なるため月謝は安くありません。自立型学習はサポート的な先生がいる中で生徒自身が勉強するので月謝は控えめに設定されています。

特徴のある塾があり、まずは「子どもはどのタイプの塾が合うか」を考えていくようにしてください。