「やれやれ」売りは、長期的に得られるリターンを逃しているかもしれない

一度リターンがマイナスになると、リターンがプラスになっているうちに利益を確定しておいたほうがよいのではないかと考えるかもしれません。しかし、その後に相場がさらに上昇した場合、本来は得られるはずだったリターンを得ることができなくなります。

「長期・積立・分散」の資産運用では、世界全体にバランスよく、時間をかけて投資を行ないます。世界経済が成長を続ける限り、「長期・積立・分散」を続けていれば、中長期的に大きなリターンを得られる可能性が高まります。

本来の資産運用の目的や目標を忘れて、目の前の安心を得るために投資をやめてしまうことは、長期的に考えると大きなリターンを逃していることになるかもしれません。短期的な相場の上下に左右されず、淡々と資産運用を続けていくことをおすすめします。

ウェルスナビ株式会社 小松原 和仁