長期投資において、下げ相場は投資のチャンスでもある

資産運用を始めたばかりの頃は、資産の評価額が変動することに慣れず、日々の相場の上下が気になるのではないでしょうか。特に、始めたタイミングで相場が下がり始め、資産がマイナスになれば不安を感じるでしょう。しかし、これまでの歴史を振り返ると、相場がいつまでも下がり続けるということはなく、下落相場には必ず終わりがありました。

再びリーマン・ショックを例に見ると、相場は2008年後半に何度も急落を繰り返しながら下落しました。しかし、2009年3月に底を打った後は、急落前の水準を超えて大きく上昇していきました。

リーマン・ショック後、相場が下がっているときに資産運用をやめていたとしたら、その後の回復と成長で生まれた大きなリターンを得ることはできませんでした。

一方で、相場が下落している局面でも淡々と積立投資を続けていたとすれば、結果的に資産を安く買って、その後のリターンを最大化することができました。

長期投資を続けていくうえでは、下げ相場は安く買えるチャンスだととらえることができます。