「国民年金保険料の負担がきつい」そう感じる方も多いのではないでしょうか。

国民年金の保険料を単独で毎月能動的に納めているのは、自営業やフリーランスなどの「第1号被保険者」です。多くの場合は国民健康保険料も支払う必要があるため、ダブルの負担はかなりの金額になりますよね。

「毎年年金の保険料が値上がりになっている気がする」という声も聞こえます。本当に保険料は上昇しているのでしょうか。

本記事では国民年金保険料の変遷を確認するとともに、老後資金の備え方について解説します。

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国民年金の保険料とは

国民年金とは2階建てとなる年金制度の1階に位置する年金で、日本に住む20~60歳未満のすべての人が加入します。

出所:日本年金機構

国民年金はその中でも第1号被保険者から第3号被保険者にわかれます。

  • 第1号被保険者:自営業やフリーランス、学生や無職など
  • 第2号被保険者:会社員や公務員など
  • 第3号被保険者:第2号被保険者に扶養される配偶者など

このうち「国民年金保険料」を単独で納付しなければならないのは「第1号被保険者」だけです。

給与天引きではなく自分で納めるため、負担に感じる場面も多いでしょう。

国民年金保険料は、2022年度で1万6590円となっています。ちなみに2023年度は1万6520円。若干引き下げになることがわかっています。

納付方法は主に3種類あります。

口座振替

口座から引き落としされる方法です。一度手続きをすることで自動的に引き落とされるため、納め忘れの心配がありません。またまとめて前納する場合、他の方法に比べて割引額も高いためオトクな方法となります。

納付書払い

納付書が送られてくるので、金融機関や郵便局、コンビニなどで支払う方法です。最近では一部の金融機関で電子納付・Pay-easy(ペイジー)も可能となりました。

クレジットカード

クレジットカード払いも可能ですが、利用には予め申請が必要です。クレジットカードを提示して直接支払うわけではなく、カード会社が立替納付を行う方式です。

カード会社によっては保険料の支払いでポイントがつくところもあるので、オトクさを重視する方はぜひチェックしましょう。