食費を1割節約して得られる結果

食べることは、健康な身体をつくるためには欠かせないことです。また、食べることで幸福感、満足感なども得られますので、心の健康という点でも大きな割合を占めています。

食費の節約というと、楽しみを奪う感じがして気が進まないなと思うかもしれません。まずはあまり難しく考えず、1ヵ月にかかる食費の1割ほどを減らすことを目標にしてみてはいかがでしょう。

実際にどのくらい節約できるかを、先述した家計調査報告書の数値を使い、以下にまとめます。

家計調査報告書の平均食費を1割節約した際の結果

総務省統計局2021年10~12月家計調査報告書より筆者作成

上記の表より、1ヵ月あたり1割ほど食費の節約を続けるだけで、減らせる食費は年間で5~10万円もあります。トライしてみる価値はあるのではないでしょうか。

食費のシンプル節約術5選

ここからは、食費を1月に1割ほど節約する際、何をどのように節約すればよいかヒントとなる事柄を紹介します。

シンプル節約術その1:1週間分の予算を決める

食費が1ヵ月にどのくらいかざっくりと把握しましょう。食費には、お酒代、スターバックスなどのコーヒー代、外食代も忘れず含めておきます。以下の計算式に当てはめ、1週間分の予算を決めましょう。

  • 1週間分の食費予算(1割節約の場合)=(1ヵ月分にかかる食費×0.9)÷4

1割減の予算で区切ると、優先順位の高いモノから食材を選ぶことにつながります。

シンプル節約術その2:買い物に行く回数を減らす

なかなか食費が減らないと思ったら、買い物に行く回数を極力減らしましょう。買い物の回数が多いと、その時々の売り出し商品を、必要もないのにアレコレ買ってしまうことになりかねません。

できれば買い物に行く回数を週に1~2回までに決め、スーパー・曜日も決めておきましょう。スーパー独自のクレジットカードやQRコード決済などを利用すれば、ポイントがまとまって付与され、節約につながります。

買い物に行く前は冷蔵庫をチェックし、不足しているものをリスト化しておきましょう。そうすれば、買い忘れが起こりません。まだある食材も確認でき、ムダな食材の買いすぎを防げます。

結果的に、食材を余らせて廃棄することがなくなります。