世帯年収が1000万円以上の割合
個人では高い壁である年収1000万円。しかし夫婦共働きの場合、世帯年収としてはどうなるでしょうか。
少し前の調査になりますが※、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」から世帯の年収分布を確認しましょう。
※編集部注:2020年の調査は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。
1000~1100万円世帯に注目すると、その割合は3.1%になっています。さらに1000万円以上に範囲を広げると12.1%です。およそ1割の方が「世帯年収1000万円」を越えていることがわかりますね。
こちらの統計には「片働き」「共働き」両方の世帯が含まれています。参考までに、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、二人以上・勤労世帯の「年収1000万~1250万円」の女性の有業率は69.6%です。
単純に計算すると、世帯年収が1000万円近辺の世帯ではおよそ7割が共働きということになりますね。
そんな「世帯年収1000万円」の方は、どれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。