年金保険料は確実に納めて老後の備えを

国民年金の保険料は決して少額ではなく、2年間で39万7320円もの負担となります。将来の年金への不安から「払いたくない」と感じるかもしれませんが、未納は避けましょう。

公的年金には「障害年金」や「遺族年金」など今の生活を支える保障機能もあります。未納のまま放置しておけば、万が一のときにこれらの公的保障を受けることができません。

また悪質な場合は差し押さえの対象となることも。

支払いが苦しいときは前納制度などを確認し、負担が軽減できないか確認してみましょう。また免除や猶予措置が受けられる可能性もあります。

まずは利用できる制度を確認することが大切ですね。

また国民年金加入者の場合、厚生年金加入者よりも将来の受給額は少なくなります。年金に加え、老後資金を自分でつくることも必要なのです。

預貯金や資産運用、保険などをバランスよく活用し、少しずつ将来の準備を始めていきましょう。

参考資料

太田 彩子