現役世代の方の中には、将来の「年金」に対して不安を抱える方も少なくありません。

ここ2年は年金受給額もマイナス改定が続いており、「自分が老後を迎える頃には、年金が貰えないかも知れない」と感じることもありますよね。

公的年金の制度上、年金自体が破綻することはありません。ただし受給額はもっと減少する可能性は十分にあります。

加えて昨今では食品を中心とする値上げが止まりません。年金不安や物価の上昇などで、「年金の支払いが苦しい」と感じる方もいるでしょう。

そこで今回は、少しでも保険料負担を軽減するための「前納」についてご紹介します。クレジットカード払いができるのかも確認しましょう。

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国民年金の保険料はいくらか

まずは2022年度の国民年金保険料を確認しましょう。

日本年金機構によると、2022年度の国民年金保険料は月額1万6590円です。

ちなみに2020年度は1万6540円、2021年度は1万6610円でした。昨年度よりは若干引き下げとなったものの、近年は増加傾向にあります。

国民年金保険料を単体で支払う義務があるのは、国民年金の第1号被保険者です。

第2号被保険者である会社員や公務員等は、給与天引きされる厚生年金保険料に国民年金の分も含まれるため、別で支払う必要がありません。

また第2号被保険者に扶養される第3号被保険者も、納付の必要がありません。

よって、「国民年金保険料の支払いが苦しい」と感じるのは、多くの場合自営業者やフリーランス、無職の方などが該当します。

ちなみに、2023年の年金保険料は1万6520円であることが決まっています。単純に2年間分を毎月支払うとすると、

  • 2022年度:1万6590円×12ヵ月=19万9080円
  • 2023年度:1万6520円×12ヵ月=19万8240円

19万9080円+19万8240円=39万7320円が合計金額となります。