4月を含む偶数月は年金が支給される月です。2ヵ月に一度、前月までの分が振り込まれる年金。
本当はみんな、年金をいくらもらっているのか気になりますよね。
「今のシニアはたくさんもらっていそう」
「現役時代に比べると質素な生活になっているのかも」
お金のことは聞きにくいため、年金受給者に対する印象はさまざまです。
そこで今回は、実際に年金を受給している方の受給額について月平均をご紹介します。国民年金と厚生年金にわけて解説するので、自分自身が加入している年金に注目してみましょう。
【注目記事】厚生年金を月30万円以上もらえる男性は全体の何割か。自分で受給額を調べる方法も紹介
「国民年金と厚生年金」みんなはいくらもらっている?
日本の年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造となっています。
「国民年金」には日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入するため、年金のベース部分であることから「基礎年金」と呼ばれることもあります。
2階部分にあたる「厚生年金」には、会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入します。
国民年金のみに加入している自営業や専業主婦(主夫)などは「老齢基礎年金」を、厚生年金に加入している会社員などは「老齢基礎年金」に上乗せして「老齢厚生年金」を、それぞれ老後に受け取ります(受給資格を満たした場合)。
まずは、2021年12月に公表された厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」より、国民年金と厚生年金の平均年金月額を見ていきましょう。
国民年金の平均月額
〈全体〉平均年金月額:5万6252円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9040円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4112円
厚生年金(第1号)の平均月額
〈全体〉平均年金月額:14万4366円
- 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
- 〈女性〉平均年金月額:10万3808円
※国民年金の金額を含む
国民年金受給者の場合、平均は男女ともに5万円台です。一方厚生年金を受給している方だと、男性の平均は16万円台、女性の平均は10万円台ですね。
2つの年金制度を比べると、上乗せできる分「厚生年金の方が手厚い」といえます。
しかし、その受給額は男女で約6万円も差があるということに。実は差があるのは男女間だけではなく、個人間にも見られます。
「年金事情」のリアルに迫るため、次では受給額の分布も確認します。平均額からは見えない部分について深掘りしていきましょう。
「国民年金」実際にはいくらもらえてる?
「平均額からは見えない部分」を知るためには、分布の様子が参考になります。実際に受給している金額ごとの人数を確認してみましょう。
わかりやすいよう男女別のグラフにもまとめてみました。
国民年金月額階級別の老齢年金受給者数
- 1万円未満:7万4554人
- 1万円以上~2万円未満:29万3600人
- 2万円以上~3万円未満:92万8755人
- 3万円以上~4万円未満:284万2021人
- 4万円以上~5万円未満:466万3638人
- 5万円以上~6万円未満:776万979人
- 6万円以上~7万円未満:1483万5773人
- 7万円以上~:188万2274人
平均は5万6252円でしたが、ボリュームゾーンは男女ともに「6万円以上~7万円未満」です。
40年間すべての保険料を納めたとしても、国民年金の満額は月額6万4816円です(2022年度)。年額にしても約78万円。
自営業者などで国民年金しかない世帯では、自分たちでしっかり老後資金を貯める必要性が高まります。
「厚生年金」実際にはいくらもらえてる?
「会社員や公務員等」は、国民年金に上乗せして厚生年金にも加入します。今度は「厚生年金」について、受給額ごとの人数をグラフとともに見ていきましょう。
厚生年金月額階級別の老齢年金受給者数
- 1万円未満:10万511人
- 1万円以上~2万円未満:1万8955人
- 2万円以上~3万円未満:6万6662人
- 3万円以上~4万円未満:11万9711人
- 4万円以上~5万円未満:12万5655人
- 5万円以上~6万円未満:17万627人
- 6万円以上~7万円未満:40万1175人
- 7万円以上~8万円未満:69万4015人
- 8万円以上~9万円未満:93万4792人
- 9万円以上~10万円未満:112万5260人
- 10万円以上~11万円未満:111万9158人
- 11万円以上~12万円未満:101万8423人
- 12万円以上~13万円未満:92万6094人
- 13万円以上~14万円未満:89万7027人
- 14万円以上~15万円未満:91万3347人
- 15万円以上~16万円未満:94万5950人
- 16万円以上~17万円未満:99万4107人
- 17万円以上~18万円未満:102万4472人
- 18万円以上~19万円未満:99万4193人
- 19万円以上~20万円未満:91万6505人
- 20万円以上~21万円未満:78万1979人
- 21万円以上~22万円未満:60万7141人
- 22万円以上~23万円未満:42万5171人
- 23万円以上~24万円未満:28万9599人
- 24万円以上~25万円未満:19万4014人
- 25万円以上~26万円未満:12万3614人
- 26万円以上~27万円未満:7万6292人
- 27万円以上~28万円未満:4万5063人
- 28万円以上~29万円未満:2万2949人
- 29万円以上~30万円未満:1万951人
- 30万円以上~:1万6721人
平均は14万4366円でしたが、ボリュームゾーンは「9万円から10万円」です。
さらに男女別に分けてみると、男性のボリュームゾーンは17~18万円、女性のボリュームゾーンは9~10万円です。
夫婦世帯の場合、どちらかが厚生年金に加入していれば2人で月額20万円を超える可能性はあります。ただし現役時代の報酬や加入期間によって受給額が変わることを考慮すると、「厚生年金に加入しているから安心」とは言い切れないことがわかりますね。
いずれにしても、現役時代の収入と比較すればかなり低い収入となることに留意しておく必要がありそうです。
「老後のお金」は自分で作る時代に
公的年金の受給額について、平均だけでなく「本当のところ」を深掘りしてみました。
年金だけを頼りにしていれば、老後の生活はかなりカツカツになる方も多いでしょう。
年金生活を乗り切るためには自分で老後資金をつくる必要があります。
「限られた収入で質素に暮らせればいい」と考える方もいますが、その場合でも介護費用や医療費等はしっかり準備しておきたいものです。
また資金がたくさんあれば、現役引退後の長い時間を有意義に過ごせますね。限られたお金の中でやりくりするのは当然のことですが、その資産が多いほど選択肢が増えるのも事実です。
どんな老後を迎えたいかを考えながら、しっかりマネープランと向き合ってみましょう。
【つみたてNISA他】投資を始めるなら新規口座開設No.1「楽天証券」で [PR]
- 楽天証券は2021年の総合口座、NISA、iDeCoの新規口座開設数はNo.1(2022年3月のプレスリリース)
- 現在、個人投資家に支持され、最も勢いのあるネット証券です。
- これから株や投信を始めたいという方、つみたてNISAやiDeCoも一緒にという方にも最適。
- また、ポイントで投信を買えるのでお得。
- 口座開設はもちろん無料!
まだ楽天証券に口座がない方は今すぐ以下のバナーをクリックして口座開設!
参考プレスリリース
- 楽天証券「楽天証券、NISA・iDeCo 2021年新規口座開設が業界最多に!」2022年3月30日
制作:株式会社モニクルリサーチ


