株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回は日本たばこ産業株式会社(2914)について、「2年前に100株買っていたとしたら、株主優待・配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
JTの配当金のリターンはいくらか
JTの株式を2020年3月18日の終値(1903.5円)で買い、持ち続けたとすると、2020年12月期の中間配当と期末配当、2021年12月期の中間・期末配当の計4回受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
JTの配当はそれぞれ以下のとおり配当されています。
- 2020年12月期の中間配当と期末配当:77円・77円
- 2021年12月期の中間・期末配当:65円・75円
上記より、1株あたり合計で294円でした。
そのため、100株ベースの配当金のリターンは29,400円でした。