【60代の貯蓄】働く、繰下げ受給をする、運用する…さまざまな選択肢

年金生活がはじまる60代であっても、貯蓄2000万円を保有する人は約3割でした。老後資金に不安を感じる方も多いですが、60代であれば複数の選択肢があります。

まずは定年後も働き続けることで、貯蓄が減るスピードを遅らせることができたり、貯蓄を増やすことも可能でしょう。

また、2022年4月には、年金の繰下げ受給が75歳まで引き上げられています。ひと月あたり0.7%増額され、最大で84%増額されるので選択肢の一つになるでしょう。

ただ、繰下げ受給がはたして正解かは誰にもわからないため、慎重に検討する必要があります。

これらに加えて考えたいのが、収入や貯蓄の一部で運用することです。資産運用で「お金に働いてもらう」ことができれば、自分が仕事をできなくなった後も心強いものです。

運用にはリスクがありますし、60代であればリスクを抑えた運用をする必要があります。年代と自分に合った運用について、しっかり情報収集してくださいね。

60代にどの選択肢をとるかで、70代以降の生活も変わってきます。ご自身に合った選択肢を考えてみてくださいね。

参考資料

宮野 茉莉子