【60代の貯蓄】老後「年金だけで生活する世帯」は48.4%
実際に、老後どれくらいの世帯が年金だけで生活しているのでしょうか。公益財団法人生命保険文化センターの資料より確認します。
公的年金・恩給を受給している高齢者世帯の「公的年金・恩給」の総所得に占める割合をみると、「公的年金・恩給」のみで生活する世帯は48.4%。年金のみで生活できるのは、今でも半分ほどです。
その他の割合は以下の通り。
- 20%未満の世帯:3.9%
- 20~40%未満の世帯:8.1%
- 40~60%未満の世帯:12.7%
- 60~80%未満の世帯:14.5%
- 80~100%未満の世帯:12.5%
ひと月の収入の半分以上は年金以外で生活しているという世帯もありますね。
高齢者世帯の所得の種類別・平均年間所得金額も確認します。
総所得:312.6万円
- 稼働所得:72.1万円(23.0%)
- 公的年金・恩給:199.0万円(63.6%)
- 財産所得:20.4万円(6.5%)
- 年金以外の社会保障給付金:1.8万円(0.6%)
- 仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得:19.4万円(6.2%)
公的年金が年199.0万円、ひと月に換算すると平均約16万円。稼働所得が年72.1万円、月換算で平均約6万円という結果になりました。
年金だけでは生活できず、月6万円ほど稼いでいる方もいることが分かります。