20代から不安…資産形成に積極的なZ世代とミレニアル世代
お金に関する不安を抱えている人に(n=390)に「不安を抱え始めた年齢」を聞いたところ、Z世代「22.7歳」、ミレニアル世代「27.8歳」、バブル世代「44.3歳」と、若い世代ほど早い時期にお金の不安を感じていることがわかりました。
Z世代は22歳とかなり早い段階でお金の不安を感じていますね。バブル世代のおよそ半分の年齢です。
お金に関する不安を解消するために行っていることを聞いたところ、1位「支出の節約(44.6%)」、2位「資産形成/資産運用(42.8%)」、3位「お金に関する勉強(25.4%)」という結果になりました。
世代別では、以下の通り。
- Z世代:1位「支出の節約(46.5%)」2位「資産形成/資産運用(40.2%)」3位「お金に関する勉強(31.5%)」
- ミレニアル世代:1位「資産形成/資産運用(51.2%)」2位「支出の節約(43.2%)」3位「お金に関する勉強(26.4%)」
- バブル世代:1位「支出の節約(44.2%)」2位「資産形成/資産運用(37.7%)」3位「行っていることはない(31.2%)」
各世代で違いが見られ、ミレニアル世代では「資産形成/資産運用(51.2%)」が最も多い結果となりました。ミレニアム世代は30代の方が多く、収入に余裕が生まれると節約だけでなく運用を始める方も増えるでしょう。
バブル世代で3位にランクインした「何も行ってない」ですが、各世代で回答した割合はZ世代「16.5%」、ミレニアル世代「20.8%」、バブル世代「31.2%」です。
老後を目前に控えたバブル世代がのん気に構えるのと対照的に、Z世代では8割以上がお金の不安を解消すべく、すでに行動を起こしていることが分かります。
過度な心配は良くないですが、心配であるがゆえに、Z世代やミレニアル世代は若いうちから自分の将来を見据えてマネーリテラシーを高めることや、資産形成などに積極的です。お金の不安があっても若い世代ほど焦りがなさそうなバブル世代と比べると、対照的に映るでしょう。