数年前に、荻野目洋子さんの「ダンシングヒーロー」に乗せて踊るバブリーダンスが話題になりましたよね。若い世代の人にとっては斬新に映ったかもしれませんが、バブル時代を知る人にとってはどこか懐かしさを感じたのではないでしょうか。

その時代によって、生活スタイルやお金に対する考え方も変わるもの。松井証券株式会社は、全国の25歳(以下、Z世代)、35歳(以下、ミレニアル世代)、55歳(以下、バブル世代)の男女・合計600名を対象に<世代別「お金事情」に関する実態調査>を実施しました(2022年3月16日公表)。

世代間で、全く異なるお金に対する考え方を見てみましょう。

安いものを買うか、高くてもローンで買うか

まずは「あなたが25歳のときのことについて、貯蓄額がないと仮定し、収入の1/2(半分)にあたるものを購入する際の行動」を聞いたところ、全世代で「貯蓄が貯まったら買う」が半数以上(54.7%)を占めました。

出典:松井証券株式会社調べ

ただ、2位を比べるとZ・ミレニアル世代では「安価な類似商品を買う」に比べて、バブル世代では「ローンして買う」という結果となり、消費行動に大きな違いがみられました。

結果の内訳は「貯蓄が貯まったら買う」という回答がZ世代(48.5%)、ミレニアル世代(59.5%)、バブル世代(56.0)。

次いで「安価な類似商品を買う」がZ世代(21.5%)とミレニアル世代(20.5%)に対し、バブル世代は「ローンして買う(32.0%)」と答えています。

バブル世代の「安価な類似商品を買う」は9.0%という少なさに。高くてもローンを組んで買うという思考がバブル世代にはあるのですね。