3. 「加入期間が短い」厚生年金はどうなる?

国民年金は、「20歳以上60歳未満」であれば原則加入するものですが、厚生年金は会社員や公務員が国民年金に上乗せして加入するものです。

働き方によって厚生年金は差が出やすいといえるでしょう。こちらも「通算老齢年金・25年未満」の受給権者数を確認します。

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

「老齢年金・25年以上」は1610万人ですが、「通算老齢年金・25年未満」は1490万人です。25年未満の方が多いと分かりますね。

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

平均月額は「老齢年金・25年以上」で14万4366円、「通算老齢年金・25年未満」で6万1445万円でした。こちらには国民年年金部分を含みます。

「通算老齢年金・25年未満」になるとグンと金額が下がることが分かりますね。