みなさんは公務員と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?一般的には「安定」や「高待遇」というイメージが多いと思います。
しかし、文部科学省 「OECD国際教員指導環境調査(TALIS)2018年報告書のポイント」によると日本の学校教員の労働時間は世界一というように、公務員でも過酷な一面があるようです。
そこで今回は公務員の中でも学校の先生に焦点をあて、「退職金」など実際に待遇が良いのかどうか確認していきます。
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【公務員の退職金】学校の先生は地方公務員
日本では公務員に2種類の区分があります。
- 国家公務員:省庁職員、国会議員、自衛官、裁判官、検察官等
- 地方公務員:教員、市区町村・役場職員、警察官、消防官等
この中で学校の先生は地方公務員に該当します。
公務員の退職金を知る前に。学校の先生は何人いるか
総務省「地方公務員数の状況」によると、地方公務員の中で学校の先生は106万4659人となっています。
前年度は102万8325人ですから3万6334人増えていることがわかります。しかし、平成6年に比べると先生の数は17%減少していますので少子化による学級数の減少などが影響しているようです。
また、文科省「令和2年度(令和元年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント」によると教員採用試験の受験者数自体も令和元年採用に比べて1万程減少しています。また、平成25年度採用試験数を境に減少傾向が続いていることも確認できます。
受験者数自体の減少に関しては冒頭に確認した、日本の先生が世界で最も労働時間が長いなど過酷な一面も影響しているようです。