食費と教育費のバランスを考えよう

子どもが誕生すると食育を考える機会が増えていきますし、成長に伴い食べる量も増加。家族が増えれば1回の外食の支出額も当然ながら増えます。

同じ調査では勤労者世帯の家族構成による家計支出のデータも掲載されています。

  • 夫婦と子どもが2人の世帯(長子が未就学児):食費20.5%、外食6.1%
  • 夫婦と子供が2人の世帯(長子が小・中学生):食費21.7%、外食7.4%
  • 夫婦と子供が2人の世帯(長子が大学生等):食費17.6%、外食4.2%

最もエンゲル係数が小さいのは「夫婦と子供が2人の世帯(長子が大学生等)」でしたが、このモデル世帯では教育費が26.4%と他の世帯に比べて突出したものになっています。つまり、月の支出の4分の1以上が教育費になっているのです。

ちなみに、世帯支出の教育費は長子が未就学児の頃から発生し4.5%、「長子が小・中学生」で6.6%と増加。そして長子が大学生等で大幅に増加しています。このことから、高所得であっても大学進学に備えることは必須です。