なぜヘルスリテラシーがこれほど仕事に影響するのか

なぜ、これほどヘルスリテラシーが仕事に影響を与えるのでしょうか。

パーソルキャリア株式会社が2022年3月10日に公表した第1弾の調査では、PMS(月経前症候群)や更年期症状など女性特有の症状を自覚している人は74.9%。多くの方が女性特有の症状による心身の不調を感じています。

実際にPMSや生理による症状によって「働き方を変えた」が9.3%、「症状があったが、我慢/無理して仕事を続けていた」が23.1%。女性特有の症状が仕事に与える影響は大きいことが分かります。

はじめに確認した通り、ヘルスリテラシーでは女性特有の症状についても正しい知識や情報をもつ必要があります。ただ現代はさまざまな情報であふれており、正しい情報を取捨選択するのが難しいでしょう。

また「これくらい大丈夫」と我慢してしまったり、めんどくさい、恥ずかしいという理由で医療機関を受診しない方もいます。そのまま我慢を続けると、仕事や家事・育児に影響が出るだけでなく、症状が悪化してしまう場合もあるでしょう。

正しい知識をもつ、必要があれば受診して不調に対して適切な対処を行うということは、「自分自身を大切にする」ことに繋がります。自分を大切にする意識は、仕事などほかの部分へも大きく影響を与えることでしょう。

女性特有の不調を抱えている方は、医療機関などへ受診や相談するなどして、自分の体と向き合い大切にすることを考えてみてはいかがでしょうか。