平均年収400万円台の給与所得者は何パーセントか

さて、ここまで日本の平均年収についてみてきました。
しかし、平均年収だけでは給与所得者の実態は掴むことはできません。

平均値は一部の極端に大きな値に引っ張られてしまうからです。
そこで次は、給与所得者を年収の区分ごとにみてみましょう。

同じく国税庁の資料から、「給与階級別給与所得者数・構成比」から、年収400万円超500万円以下の層を確認してみましょう。

令和2年度の給与所得者は全体で5244万6000人います。
このうち、年収400万円超500万円以下の給与所得者は、764万3000人います。

つまり、全体のうち、14.6%が「年収400万円超500万円以下」の区分に入っているということになります。

また、給与所得者のボリューム層は、年収300万円超400万円以下の17.4%となっており、さらに「年収500万円以下」に範囲を広げると、全体の69.7%を占めていることが分かります。

日本の給与所得者のうち、約7割が年収500万円以下というデータがみてとれます。