厚生労働省の「令和3年版厚生労働白書」によれば、2020年の50歳時の未婚割合は男性が26.7%、女性が17.5%と未婚率が高まっている近頃。「おひとりさま」を選ぶ女性にとっては、早く男女の賃金格差が縮まってほしいものですね。
さて、今回は女性に関わらず男性も含めて50代の「おひとりさま」にフォーカスして、賃金や貯蓄はいくらかを解説していきます。セカンドライフについて考えるきっかけになれば幸いです。
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50代「おひとりさま」の賃金はいくら?
50代となると一般的には定年に近づき年収もピークを迎える年代ですが、平均はいくらくらいなのでしょうか。
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」より、雇用形態別の賃金を確認しましょう。また、男女の賃金格差についても注目してみましょう。
男性(50~54歳/55~59歳)
- 正社員・正職員:43万1200円/43万5300円
- 正社員・正職員以外:24万2600円/25万2100円
女性(50~54歳/55~59歳)
- 正社員・正職員:30万2600円/30万3600円
- 正社員・正職員以外:19万5600円/19万500円
※「賃金」とは6月分の所定内給与額のこと。「所定内給与額」とは労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により6月分として支給された現金給与額(きまって支給する現金給与額)のうち、超過労働給与額(時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当、宿日直手当、交替手当として支給される給与)を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額のこと。
正社員は徐々に賃金が上がっていく一方、正社員以外は貯蓄するには不十分な賃金だと言えるかもしれません。また、正社員でも男女間で10万円以上の賃金格差があることがわかりました。