「富裕層がクレカで支払うもの」からわかる消費行動。不動産、ペット、納税が増加へ
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「富裕層」と呼ばれる人たちの仕事に対する意識や資産管理などは、一般人である私たちにとっても学ぶところが多いものです。
筆者は以前、証券会社に勤めていましたが、富裕層から思考や行動を学び生活に取り入れることはプラスになることが多いと感じていました。
今回はMastercard最上位クラスのクレジットカードであるLUXURY CARDが行った「2021年の新富裕層の消費動向」を参考に、富裕層の消費行動を紐解きながらその思考を見ていきます(2022年3月30日公表)。
2021年最も伸びたのは「納税やクラウドサービス関連」
同調査によると、LUXURY CARDの利用額で2020年に比べて2021年最も伸びたのは「納税」で、昨対比530%でした。
世の中のキャッシュレスの波でカード納税が進んでいますが、富裕層はいち早く取り入れ、ポイントを貯めていることがわかります。
次に 「ソフトウェア、クラウドサービス、広告費等」は昨対比230%とこちらも大幅に伸びています。
コロナ禍による影響もあり、ビジネスシーンでのDXが進んでいることがわかります。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。