昔に比べて日本の給与事情はどう変化したのか
国税庁の「令和2(2020)年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の平均年収(平均給料・手当+平均賞与)は433万1000円となっています。
この調査の23年前にあたる1997年では、平均給与が467万円でした。1997年といえば、消費税が3%から5%にあがった年です。
1997年の調査では、年収600万円台の世帯は全体の7.6%でした。年収600万円以上に広げると、25.2%。2020年の20.1%よりも5%多いことがわかります。
1997年には消費税増税により負担感が高まった世帯も多いと予想されますが、2020年ではさらに10%に増税されています。
少なからず物価があがっているにも関わらず、年収600万円以上の世帯が減少していることには、日本経済の停滞を感じずにはいられません。