【コロナ禍】大学生の厳しいお金事情　「生活費の維持」「貯金」が増えレジャー・サークル費は減少

半年間のアルバイト収入「増加」はわずか約1割

2021年4～9月のアルバイト就労率は77.6％（前年＋5.2ポイント・2019年▲6.3ポイント）。現在（2021年10～11月）の就労率は70.9％（前年＋4.4ポイント・2019年▲4.9ポイント）と、前年より回復傾向にあるもののコロナ禍前には戻っていません。

一方、2021年10～11月のアルバイト就労率は、1年生で大きく回復しています。（1年生前年＋10.3・2年生同＋1.6・3年生同＋0.1・4年生同＋4.0ポイント）。

半年間のアルバイト収入が「大きく減少した」＋「減少した」は28.9％、「変わらない」55.9％、「増加した」＋「大きく増加した」が13.8％となりました（「アルバイトをした」を100として試算）。

半年間のアルバイト収入の使途は、以下の通りです。

• 「貯金」33.1％（前年▲1.2・2019年＋15.0ポイント）
• 「生活費のゆとり」29.5％（同＋0.4・＋3.3ポイント）
• 「生活費の維持」25.4％（同▲2.9・▲1.1ポイント）

4人に1人が「生活費」、3人に1人が「貯金」としています。

「旅行・レジャー費用」22.8％（同＋2.4・▲12.0ポイント）と「サークル費用」12.5％（同＋1.5・▲14.7ポイント）は増加したものの、2019年には大きく及びません。