自分の良いところも、ダメなところも受け止めて良いと思える「自己肯定感」。
一般社団法人日本リレーションシップ協会が、東京都在住の20歳〜49歳の女性2000人に行った「自己肯定感」の調査によると、最も自己肯定感が低いのは「30代・未婚」でした(2022年3月29日公表)。
20~40代の既婚・未婚女性の中でも、30代未婚女性の自己肯定感が低い理由の一つとして結婚が関係しているようです。
内閣府の「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によれば、30代の28.3%が感染拡大前より結婚への関心が高まったと答えています。
ただ、結婚はしたいと思ってできるものではなく、相手の意向もあるので難しいですよね。
なぜ30歳未婚女性の自己肯定感が低いのか、その理由や対策を見ていきましょう。
【20~40代】既婚・未婚別の自己肯定感の高さとは
一般社団法人日本リレーションシップ協会の調査から、まずは年代別の自己肯定感をみてみましょう。
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出典:一般社団法人日本リレーションシップ協会「自己肯定感」(2022年3月29日公表)
最も自己肯定感が高いと答えたのは「20代・既婚」(72.5%)、次いで「40代・既婚」(68.7%)でした。
「30代・未婚」は55.4%と、「20代・既婚」に比べて約17ポイント低い結果に。すべての年代で既婚の方が自己肯定感が高くなっています。
内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」によれば、2019年の女性の平均初婚年齢は29.6歳。第1子の平均出産年齢は30.7歳。
30代は特に結婚を意識しやすいことも影響しているのでしょう。
なぜ30代未婚女性の自己肯定感が低いのか
現代はおひとりさまや事実婚など、生き方も多様化しています。
とはいえ、30歳前後の女性は周囲に結婚する人が増え、親族からも結婚を急かされる年代。イヤでも結婚について意識せざるを得ない環境にいるでしょう。
女性向けのメディアでは「モテる」「愛される」といったワードがよく見られ、令和の今でも女性は男性に選ばれるものという心理はひそんでいます。
結婚についても「する・しない」より、「できる・できない」で捉えてしまいがちに。
結婚できない、男性から選ばれないと思うことが、30代女性の自己肯定感が低くなる一因でしょう。
「自己肯定感が低い」と自覚したときがチャンス
実際には、自己肯定感は子どもの頃から育まれるものです。結婚すれば自己肯定感が高まる、というわけでもないでしょう。
ただ、自己肯定感が低いまま結婚するのは少々危険かもしれません。
自己肯定感が低いと相手の顔色をうかがって無理をしたり、周囲の意見に流されたり、自分を大切にしないためハラスメントにあいやすくなったりします。
そもそも自分の長所や短所を把握していなので、自分に合ったパートナー選びも難しいでしょう。
とはいえ、「自己肯定感が低い」と自覚できたときはある意味チャンス。ほんとうに自己肯定感が低いとそれさえも認められないものです。
自分は自己肯定感が低いと自覚できれば、高めるための具体的な行動がとれます。
一つひとつ自分を知っていくこと
自己肯定感は「肯定」という言葉を使うためポジティブな印象を受けますが、高めるために必要なのは「自分を知る」ことです。
自分を知って受け止めることを「自己受容」といいますが、自己受容をして初めてどんな自分でも肯定できるようになるでしょう。
自分は何が好きで、楽しくて、安らいで、飽きることなく続けることができるのか。
逆に自分は何が嫌いで、苦手で、できないのかといったことを把握することも重要です。
誰しも失敗するものですが、落ち込み過ぎずに事実を受け止め、後悔ではなく反省する意識をもつのも良いでしょう。
一つひとつ自分を把握できたら、自分に合わないものは手放して、好きなものを身の回りに置くこともおすすめします。
自己肯定感が高い人は、自分の好きなモノやヒトを集めている方が多いです。自分の好きなものが身の回りにあることで、より自己肯定感も高まるでしょう。
結婚についても「できる・できない」「選ばれたい」といった他人軸ではなく、そもそも結婚したいのか、どういう人が良いのかといったことを自分の頭で考えて決めましょう。
どんな自分も肯定する自己肯定感は、今後の人生にも大きく関わってきます。人生は選択の連続だからこそ、自分を知って自分に合ったものを選んでくださいね。
参考資料
- PRTIMES「20代~40代女性の自己肯定感を調査 30代未婚女性の約半数が「自己肯定感が低い」と自覚! 現代女性の自己肯定感を著しく下げてしまうあの言葉とは」
- 内閣府「第4回 新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査」
- 内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」
宮野 茉莉子
