1月13日からABEMAでスタートしたドラマ『30までにとうるさくて』の最終話が配信されました。29歳の独身女性4人が結婚、キャリア、出産等の理想と現実に向き合いながら葛藤するストーリーに、共感される方も多かったでしょう。
令和であっても、女性にとって30歳は大きな節目なよう。それまで仕事をしたり独身生活を楽しんだりしていたものの、結婚するのかしないか、子どもを産むのか産まないかといった問題に悩む女性が多い年齢です。
実際に30代以降の女性はどのような道を生きる方々が多いのか、統計を見ながら現代女性の結婚・キャリア・出産について考えましょう。
女性の初婚年齢は平均29.6歳、第1子出産は平均30.7歳
現代は晩婚化が進んでいると言われていますが、内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると2019年の女性の平均初婚年齢は29.6歳です。下記の表を見ると、1980年の25.2歳に比べて約4歳上がっています。
現代女性にとって29歳は周りで結婚を決める友人も多く、自分は結婚するのかという悩みもピークになると考えられます。
ドラマ『30までにとうるさくて』では、子どもは欲しいけれど恋愛・結婚をしたくない女性が悩んだ末に選択的シングルマザーを決断する場面も描かれていました。上記より、出産の平均年齢について1980年と2019年で比較してみましょう。
出産の平均年齢(1980年/2019年)
- 第1子:27.8歳/30.7歳
- 第2子:28.7歳/32.7歳
- 第3子:30.6歳/33.8歳
1980年は第1子出産の平均年齢が27歳でしたが、2019年には30歳とおよそ3歳上がっています。2019年は第2子が32.7歳、第3子が33.8歳という結果に。出産年齢が上がれば、第2子以降の年齢差はより考えるものでしょう。
何歳で出産するのが良いのかという答えはありませんし、結婚は縁によるところも大きいもので好きなように人生設計できるわけではありません。ただ自身の体力やキャリアを考えると、出産年齢は悩むものです。