次は、8月15日が年金支給日です。なかには、8月15日から年金の支給額が変わる人もいます。

では、そもそも周りはどのくらい年金を受け取っているのでしょうか。「月15万円」の年金受給は、平均よりも多いのでしょうか、少ないのでしょうか。

本記事では、60~89歳の「厚生年金と国民年金」の年金支給額を「1歳刻み」で早見表形式で紹介します。

8月15日から振込額が変わる人がいる理由も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 【年金支給日の8月15日から】年金振込額が変わる人も

年金は給与と同様に税金や社会保険料が差し引かれますが、8月15日からは介護保険料の徴収金額が変更となる人がいます。

2025年度の介護保険料は通常6月に決定する仕組みとなっています。

そのため、4月と6月に支給される年金からは、前年度2月に徴収された介護保険料と同じ金額が「仮徴収」として差し引かれます。

そして、8月から新年度の介護保険料の金額に合わせて徴収が始まります。

介護保険料は前年の所得を基に決まるため、年の所得が前々年と比較して増えた人は介護保険料が上がることとなるため、年金の手取り額(振込額)は減る可能性があります。

一方で、前年にパートを退職したり、個人事業主として働く人の所得が減少した場合などは、介護保険料が前年度よりも下がり、手取り額が増える可能性があります。

なお、一部の自治体では仮徴収が8月まで続いて、実際に年金額が変わるのは10月からというケースもあります。