繰下げ受給以外で備える方法は?
老後資金を増やすためには、繰下げ受給を選択するのも一つ。
繰下げ受給による増額率は、ひと月当たり0.7%。70歳までの繰り下げで最大42.0%、75歳までで最大で84%の増額となります。
ただ、それまでの生活費や、繰下げてもとがとれるかは誰にも分かりません。そのことも考えて、慎重に検討しましょう。
その他の方法として、長く働き続ける方法もあります。しかしこちらも、いつまで元気に働けるかは誰にも分かりません。
健康や体力については、不明確なところが大きいですよね。
上記のような部分をカバーするためにも、貯蓄や運用は有効でしょう。資産運用にはリスクがありますが、定年がないというメリットがあります。
運用方法や金融商品によってはリスクを抑えることも可能なので、老後に向けて情報収集をされるといいでしょう。
ひとりであっても、夫婦であっても、老後の備えは早いうちから自分事として考えてくださいね。
参考資料
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。