お金を愛するより、お金に愛されているという方が良く聞こえますよね。

お金に愛されるのに特別なことは必要ありません。日常から考え方、行動を見つめ直すことでお金に愛されるようになるかもしれません。

今回は証券マン時代に多くの富裕層と交流してきた経験をまじえて、お金に愛される人の特徴をご紹介していきたいと思います。

お金に愛される人の特徴1.「出口」を考えている

お金に愛される人の特徴として「お金の使い方」が最初に挙げられるかと思います。

俗に「生き金」「死に金」と言われる言葉ですね。富裕層は決して死に金になるような使い方はしません。

使ったお金がより大きいお金になって返ってくるように考えてお金を使うのです。

お金に愛されない人は「見栄」や「意地」のためにお金を使い、また「安物買いの銭失い」というのが当てはまるのではないでしょうか。

ただ、富裕層はケチというわけではなく費用対効果(=費用に対してどのくらいの効果があるか)があるものに関しては、大きくお金を使う傾向にあります。

要はお金をかけるべきところとそうでないところをきっちりと分けているということですね。

私の担当していたお客様で高級時計をコレクションする方がいらっしゃいました。最初はただの趣味と思っていましたが、実は売却時のことも考え希少なものばかり購入していたのです。

私は同じ時間を刻むのであれば100均の時計でも変わらないだろうと思っていたのですが、それが大間違いだったのです。

そのお客様が保有していた時計はなんと購入時の10倍の価格に跳ね上がっており、その後も時間の経過とともに価格が上昇するとのことでした。

その時に私は安物買いの銭失いという言葉を聞いて、富裕層は時計一つ購入する時でも購入が目的ではなく、あくまでも出口(=売却時)を見据えて購入を考えているんだなと感じました。