結局どっちがおすすめ?決め手となる2つのポイント
結局、楽天証券とSBI証券ではどちらを選んだらよいのか、迷ってしまう方もいるでしょう。実際、つみたてNISAの最終的な運用利益については、楽天証券もSBI証券も違いはありません。同じ商品を買い付けている場合、最終的な運用結果は同じとなります。
そのため、証券会社を選ぶ上で分かりやすい基準は「ポイント制度」と「今後の投資予定」の2つだと考えられます。
まず「ポイント制度」について、普段から楽天ポイントを貯めてよく活用している方は、楽天証券がおすすめです。一方、三井住友カードを利用している方やTポイントを貯めている方、楽天ポイントを使っていない方は、SBI証券にすると良いでしょう。
次に、「今後の投資予定」について、つみたてNISA以外でも投資を行う予定の場合、両社の取扱商品や手数料を確認しておく必要があります。
たとえば楽天証券よりもSBI証券の方が、取り扱い商品数や外国株式などの取扱国数が多くなっています。株のIPO銘柄の主幹事となるケースも、SBI証券の方が多いという特徴があります。つみたてNISAだけではなく、その他の商品にも投資する場合は、SBI証券の方が使い勝手がよいケースがあります。
初めて投資にチャレンジする場合、証券会社選びでつまずく方もいます。しかし、運用成績の点では楽天証券もSBI証券も違いはないので、安心してどちらかを選択しましょう。
そして、その他の大きな違いである「ポイント制度」と「今後の投資予定」に着目すると、証券会社選びがスムーズに行えるでしょう。
参考資料
下中英恵FP事務所 下中 英恵