みんなの老後資金の準備方法は?

では、みんなどのような手段で老後に備えているのでしょうか。

生命保険文化センターによると、老後に対して何らかの手段で「準備している」と回答した人は65.9%。

男女・年代別に何で準備しているのか確認しましょう。

出典:公益財団法人生命保険文化センター「老後の準備はどのような金融商品で行っている?」

60代の準備方法は以下の通り。

60代の老後に対する私的準備:男性・女性

  • 預貯金:50.5%・56.3%
  • 個人年金保険、変額個人年金保険、生命保険:41.7%・46.9%
  • 有価証券:12.4%・5.9%
  • 損保の年金型商品:9.8%・8.4%
  • その他:1.7%・1.0%

大きく分けて預貯金と保険で準備する人が多い結果となりました。次に有価証券等が続きます。

大切な老後資金ですから、預貯金のように安全性が高くすぐに引き出せるもので老後準備を行うのは基本です。

一方で、預貯金のみでは貯蓄が増えにくいのも事実。老後、仮に2000万円が必要だとすれば、ただ貯金するだけでは貯めきれない場合もあります。

貯蓄を増やすには長く働くのも大切な方法ですが、「何歳まで元気に働けるか」は不明確です。あわせて保険や投資信託、株式といった資産運用を組み合わせれば、資産を増やす・資産寿命を伸ばすことが可能性でしょう。

資産運用になれば、今度はリスクがあります。どのようなリスクが有るのか、リスクを抑えた金融商品や投資方法は何かをきちんと調べる必要はあるでしょう。

ただ資産運用に定年はありません。老後、長く続けていくこともできるでしょう。