死んだらすべてが終わりだ、そんな気楽な世の中ではありません。
臨終の瞬間から、遺された家族には、たくさんの「やらなければいけないこと」が待っているのです。
親戚や知人へ連絡し、葬儀を執り行い、戸籍や年金、金融機関の手続きなどに追われます。しばらくはゆっくり悲しみに浸る時間もないでしょう。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあります。自分自身が亡くなった後、遺される家族の苦労を少しでも軽くできるように、今からできることを考えてみましょう。
【※参考記事】【終活】おひとりさまこそ必要「プレ・エンディングノート」に書くべき4つのこと
人が亡くなったら、どんな手続きが必要なの?
ひとりの人が、その人生の幕を閉じたその瞬間から、遺された家族は多くの手続きに追われます。
手続きをする場所も、必要な書類もそれぞればらばら。手続きの期日があるものも。
- 死亡届
- 火葬許可申請書
- 世帯主変更届
- 国民健康保険や介護保険の資格喪失の手続き
- 遺族基礎年金や遺族厚生年金の手続き
- 死亡一時金の請求
- 金融機関の名義変更
- 不動産の名義変更
- 光熱費や通信費の名義変更や解約
このように、非常に多くのことを行う必要があります。
遺された家族が、こうした手続きをスムーズに行えるように準備しておけたら理想的ですね。思い立った時に、身の回りの整理をスタートされることをお勧めします。終活のはじめの一歩となるでしょう。
次では、こうした「片づけ」のじょうずな進め方を、4ステップに分けて解説します。ご自身のできる範囲で、ステップアップしていってくださいね。