【終活のススメ・家族のために】ステップ2:書類をグループ分けして管理

ステップ1では、資料を1カ所にまとめると書きました。

ステップ2では、「ステップ1」の箱の中身を、その内容によりグループ分けして管理していく方法です。

グループの数だけ箱を準備してもよし、グループごとに袋に入れ、それを1つの箱に入れて管理してもよし。

このステップ2の作業は、ある程度書類の内容が分かっていればスムーズにできる作業でしょう。

【終活のススメ・家族のために】ステップ3:箱(袋)の中身の更新作業

ステップ3は、やや手間がかかります。

郵便などで書類が届くたびに、箱や袋の中の書類を「入れ替える=更新する」という作業です。

この作業をすると、書類が山のようにたまることは避けられそうですね。

ただし、「新しく届いた書類は、この書類の更新版だ」、という判断が必要になります。書類の形式が変更されることもあり、そこを見分けることができれば、より丁寧に整理することができるでしょう。

【終活のススメ・家族のために】ステップ4:「貴重品に相当するもの」は別管理で

ステップ1からステップ3までは何もかもその箱(または袋)に詰め込む作業でした。

次のステップ4は、貴重品に相当する、本当の意味で大切な書類(など)は別管理しておく、という方法です。

具体的に言うと「紛失すると、あとの手続きに大きな支障が出る書類」です。例を挙げてみましょう。

  • 銀行関係→通帳と印鑑
  • 保険関係→証券と印鑑
  • 不動産関係→権利証
  • 年金関係→年金証券
  • 健康保険関係→保険証
  • マイナンバーカード関係→マイナンバーカード

またこれからの時代は上記と並び、ネットサービスのIDやパスワードなども丁寧な管理が必要となるでしょう。

ネット銀行やネット証券を利用している場合は、そのサイトにログインするための必要事項(IDやパスワード)を、遺された家族が分かるようにしておきましょう。

のちに必要となる、口座の名義変更や相続手続きを、よりスムーズに進めることに繋がります。