放課後を安全に過ごすためのルール作成は必須

国の方針では小学6年間利用可能となっていますが、現実は小学4年生から利用する生徒が軒並み減少しています。登録していても「友達がいないから行きたくない」と子どもが言い出すこともあるため、事前に親子で学童保育卒業後の居場所作りを考えておく必要があります。

一つ目は「確実に帰宅したことを伝える」です。基本的なことであり、時間の経過とともに軽視されがちですが毎回行ってください。

学童保育に通っていれば、それだけで放課後の安全な場所が確保できています。しかし、学校からまっすぐ家に帰るとなると100%安全とは言い難いです。そのため、親が仕事をしていても「帰宅した」ことが分かるよう、必ず連絡するようにしましょう。

連絡手段は電話の着信やメール送信またはLINEなど、各家庭で話し合いを行った上で双方が一番続けやすい方法を確立していくことが無難です。どこか出かける場合は必ず行先や一緒に遊ぶ友達の名前を伝えることがポイント。

学年が上がると交友関係も広がり、親がどういう子なのか全く分からない同級生と遊ぶことも珍しくありません。いつ家に帰ってきて、どこに誰と出かけたのかも把握してないと万が一トラブルに巻き込まれた場合の対応が遅れてしまいます。

学童保育を卒業したら自分の子どもが「いつ帰宅してどこで誰と遊んでいるのか」を知っておくことが、放課後を安全に過ごす第一歩です。