周囲に流されず現実を見る

中学受験が盛んな地域に住んでいると、周囲の子が中学受験のため塾通いをしているのも珍しくありません。それまで受験を考えていなくても流されて「うちも挑戦させてみようかしら」と軽い気持ちで足を踏み入れてしまうのは避けましょう。

言葉は良くないものの、中学受験が「課金ゲーム」と呼ばれるのは教育費をしっかりコントロールしなければ湯水のように出ていってしまうからです。

文部科学省の調査からも、私立中に通う生徒の過半数が1000万円以上の世帯であるという事実と向き合い、塾代や合格後の納付金をしっかり調べることが肝要です。

受験を考えているけれど家計的に厳しい時は通塾を小学5年と6年の2年間のみにする。その場合は家庭で計画を立て小学4年生まで基礎学力や応用力を身につけておくなど対策の徹底が求められます。

先には大学進学が待ち受けており、さらに教育費もかかってきます。目の前の中学受験だけではなく「この先10年の教育費」を考慮していきましょう。

参考資料

中山 まち子