国民年金と厚生年金をみんなはいくら受給しているか。平均月額と年金を増やす方法を確認厚生労働省の「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」からわかる事実

国民年金実際の受給額。何人がいくら受給している？

国民年金とは2階建てとなる公的年金の1階部分で、日本に住む20～60歳未満の全ての人が加入します。

保険料は一律で、保険料を納めた期間や保険料を免除された期間、合算対象期間を合わせて10年以上あれば受給資格がもらえます。

単純に納付した期間が長い人ほど、満額に近い年金額が受け取れることになりますね。

国民年金の平均月額や月額ごとの受給者人数を見ていきましょう。

出所：厚生労働省「令和２年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

平均は5万6252円。

約44％の人が「6万円以上～7万円未満」に収まっています。厚生年金のように、平均とボリュームゾーンには大きな開きがないようです。

保険料が一律という性質上、よほどの未納期間がない限りは5～6万円が目安になるといえます。

厚生年金に加入していない方、例えば自営業者や専業主婦の方などは、こちらの金額でやりくりすることになります。

少し心許ない金額に感じますね。