3月に入り、年度末の忙しさで仕事に追われる人も多い時期かと思いますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

仕事や家事に追われ、なかなか自分自身の将来に向けて考える時間を持つのも難しい方もいらっしゃるでしょう。

しかし、将来の生活について早い段階から考えておかないと「老後は毎月10万円の年金収入のみで生活しなくてはならない」という状況も起こりえます。

そこで今回は、老後生活の柱となる「年金」について詳しく解説していきたいと思います。

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日本の年金制度について

最初に年金の話をする前に、日本の年金制度についておさらいしましょう。

日本の年金制度は2階建て構造になっており、1階部分が国民年金。2階部分は厚生年金となっています。

国民年金は、日本に住む20歳から60歳までの全国民に加入義務があり、将来受け取れる年金額は満額で78万9000円受け取れます。

年金額は、納付した期間に応じて異なりますので、納付期間が40年に満たない場合はその分年金額も少なくなります。

一方、厚生年金は国民年金に上乗せする形で会社員や公務員の方が加入するものです。

納める年金保険料は個人の年収に応じて異なります。そのため、一般的には現役時代の収入が高かった人ほど将来の年金額も高い傾向にあります。