IPOはSBI証券が強い
次に米国株式の取扱銘柄数や投資信託の本数等を比べてみましょう。
米国株式、投資信託ともに本数はそこまで変わりがありません。
IPO実績は2021年でSBI証券が122社、楽天証券が74社と大きな違いがあります。SBI証券はIPOの取扱銘柄数NO1なので、IPOを検討している方にとっては魅力的でしょう。
つみたてNISAの本数はほぼ変わりがありませんが、iDeCoはSBI証券のほうが本数が多くなっています。ただ、楽天証券でも幅広い投資信託を取り扱っています。iDeCoを検討されている方は、自分が運用したい投資信託の取扱いがあるかどうかを事前に確認すると良いでしょう。
また、iDeCoには手数料がかかり、中でも「還付手数料」は2社で違いがあります。
還付手数料は、国民年金基金連合会と信託銀行に支払う金額が全社共通で「1488円」ですが、SBI証券はさらに660円を支払う必要があり「合計2148円」となります。こういった違いも確認しておくといいでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。