老後に向けて必要となる貯蓄額はいくらか
「貯蓄2000~3000万円」を達成する60代の割合は、二人以上世帯で13.3%、単身世帯で6.7%です。
一時期話題となった「老後2000万円問題」をクリアできている割合、とも言いかえられますね。
ただし、この2000万円という数字は特定の条件でシミュレーションされた結果なので、全員にあてはまる数字というわけでもありません。
2000万円も必要ない方もいれば、もっと必要になる方もいます。
2000万円の根拠に使われた数字は以下のとおりです。
- 実収入(主に年金):20万9198円
- 実支出(主に食費など):26万3718円
つまり、年金の見込額や老後の支出額がある程度わかれば、その不足分が必要な老後資金になるということです。年金定期便やねんきんネットなどを確認し、まずは年金の目安額をつかみましょう。
これから貯蓄に挑戦する場合は、具体的にどのように進めていけばいいのでしょうか。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。