正社員・非正社員の平均給与差はどれくらいあるのか

正社員・非正社員ともに人手不足の割合や業種を見てきました。コロナ禍では人手不足の割合が減っていたものの、現状ではコロナ感染の開始時期と同程度に戻ってきています。

人手不足の割合は、正社員の方が47.8%と高い点にも注目したいところ。現在オミクロン株のまん延により経済への不安は拭えませんが、アフターコロナまで見据えてキャリアを考え直しても良い時期にきているでしょう。

正規と非正規については安定性の他に、給与の面でも違いが大きいものです。国税庁の「令和2年分 民間給与実態調査統計」より、平均給与の違いを確認します。

正規

平均給与:496万円

  • 男性平均:550万円
  • 女性平均:384万円

非正規

平均給与:176万円

  • 男性平均:228万円
  • 女性平均:153万円

正規と非正規の平均給与差は約300万円。男性で約300万円、女性で約200万円もの差がみられました。

食料品や電気・ガス料金などが値上げされるこんにち。日々の生活費に加えて、教育費や住宅ローンを払い、また老後資金も自分で準備する必要のあります。貯蓄する方法は多々ありますが、基本は「収入-支出=貯蓄」であり収入を増やすことは大切です。雇用形態の転換や副業などは早いうちから考えていきたいですね。

ただ、人手不足には業種や職種による違いも大きいもの。長い目で見て今後のキャリアプランを考えながら、企業の動向を引き続き見守っていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子